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2006/04/19

鈴鹿2&4 全日本ロードレース第2戦

チームアダチのメカニックとして全日本ロードレースに参戦してきました。

まず結果は、予選36番グリッド、結晶転倒リタイア。

全日本に自分が参加するようになって、3戦目でやっと決勝レースが見れた。
が、結果は...

自分の役割の重大さが改めてわかった3日間だった。

14日金曜日 公式練習

朝から風が強い。
午前と午後、2本走行。
1本目の走行前に4輪の走行の時にオイル漏れが発生し、走行時間が短縮。
予定していた、1本目の途中にスプリングの変更し、2種類のスプリングを試すことが
難しくなった。
が、何とか2種類試せたが、あまり走れなかった。
2本目は少し時間が延長された。
それでも想定していたタイムが出ない。
うーん、どうしたものか...

15日土曜日 予選

天気予報どおり、朝から雨。
1本目雨の中、予選開始。
周回を重ねるが、なかなかタイムが上がらない。
上がりだしたときにピットイン。
リアのエアが上がり気味とライダーが感じたので、調整してピットアウト。
それでもタイムが上がらず、予選1本目終了。

2本目までの間にミーティング。
ピットクルーが全員でライダーに発破をかける。

2本目開始直前、エンジンをかけようとするが、かからない。
クランキングしている音もしない。
バッテリー上がりかと思い、押し掛けやブースターをつなぐがかからない。
押し掛けしているときに、圧縮している音が聞こえないがタイヤが回った。
これはおそらく、バックトルクリミッターが作動していると判断。
明らかにクランクが回っていない。
配線チェックをしているときに、スタータモーターを触ると以上に熱を持っていた。
何らかの理由でクランクシャフトが回らない。
プラグを抜いて、異物が入っていないかチェック。
4番シリンダーにガソリンが充満、ウォーターハンマーを起こしていた。
何らかの原因でインジェクタが全開になって、ガソリンが流出してしまったようだ。
もう一度フューエルポンプを作動させ、ガソリンの漏れをチェックするが、異常なし。
おそらく、ノズルにカーボンが付着、インジェクタからリークしたものと判断。
走行可能な状態に復旧したときに残り時間、15分。
出来て6周ぐらい。何とかタイムを出してくれと、ピットで祈りながらモニターをチェック。
どんどん、タイムが上がり、ポジションも上がっていった。
このままなら予選通過は確実。
発破と必死の作業がライダーのスイッチを入れたようだ。
走行後、再度配線チェックと、ホース類の取り回しをやり直し。

16日日曜日 決勝

早朝はまだ少し雨が残っていたが、ウォームアップまでには上がっていた。
しかし路面はまだウェット。
大阪から安達さんとgunsukeさんが合流。
前日に直したはずのガソリンのリークがまたもや発生。
怪しいインジェクタを大阪まで取りに走る。
その間に、インジェクタ以外の箇所を再度点検。
メ-ンワイヤーハーネスがフレームと接触しショートしているところを発見。
原因はこれだった。すぐに配線を修正。
これで、何も問題はないはず。
後は決勝を走ってもらうだけ。

昼休みのピットウォークの時間に桜井ホンダにいる学生時代の同期に会いに行くが
仕事中で会えなかった。
去年の岡山でも会うことが出来なかった。
今度こそはと思ったが、残念。

いよいよ、決勝スタート。
スターティンググリッドに立つ。
さすがに全日本。観衆が違う。
スタート時間が迫り、メカニックはコース外へ。
スタートはうまく行き、何台かを抜いたことを確認しモニターの前へ。
そのとき、S字のあたりで4台が立て続けに転倒、赤旗が出た。
原因は雨上がりで路面の隙間から水が湧き出していたと説明があった。

スタートからやりなおし。
上で見ていた安達さんから、「しっかり走らんか!」との伝言が飛んできた。
安達さんの言葉を伝え、「ないはずのやり直しやからな」と言葉をかけて
バイクから離れる。
再スタートではスタートがうまくいかず、前に出ることが出来なかった。
モニターをチェックしていても、あまりタイムが上がらない。
と、そこに場内放送で転倒の知らせが。
ゼッケンが読み上げられる。
「ゼッケン61番チームアダチ 樋口選手、転倒!」
レースが終わった。
ライダーは無事だろうか?マシンは?
自分たちのピットへ戻る。
転倒場所はダンロップ入り口。
フェンス越しに見えるところなので、現場に向かう。
ライダーは無事のようで一安心。しかし原因は?

レース終了後、バイクを回収。
確認すると、かなりのオイルが出ていた。
S字の2つ目からすべってる感触が合ったようで、原因はオイル漏れのようだった。
なぜオイルが漏れたのか?
手直ししたキャッチタンクのホースが折れているのが見えた。
おそらくはこれが原因。
明らかにメカニックである自分の責任だった。
ライダーの樋口君には本当に悪いことをした。
結果も残せず、怪我までしてしまった。
一歩間違えば命にもかかわるところだった。
改めて、ことの重大さを自覚した。

今回のミスを次の教訓にして同じことを繰り返さないようにしなくてわ。
応援してくださった皆さん、ありがとうございました。そして申し訳ありませんでした。

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コメント

ライダー、スタッフの皆さんご苦労様でした。
結果は残念ですが、大きな怪我ではなさそうなので一安心です。
ライダーの力や努力と同じ位に、チームの力や支えが非常に重要な事だと思います。
みなさんと共に行動出来ない事が残念ですが、応援しています。

投稿: はげ | 2006/04/20 23:03

皆さん、ご苦労様でした。
残念な結果ですが、逃げずに前向きに受け止めて、次に繋がる事を願ってます。結果は日頃の積み重ねの結晶だと僕は思っています。厳しいようですが、結果がでなかった事は、積み上げた行いが悪かったのだと、僕は考えます。この厳しい現実を受け入れてこそ、次に繋がる行動が起せると、僕は思っています。偉そうにごめんなさい。これからも頑張って欲しいと願ってます。

投稿: あげや | 2006/04/21 13:30

はげ様

鹿児島のあの方ですよね?
声援ありがとうございます。
ド素人のメカニックがいきなり全日本に行くこと自体、自分でもどうかと思ってるんですが、
やると決めたからには、精一杯やることはやるまでです。
ライダーもそのことは重々わかっていると思いますので、今後ともよろしくお願いします。

PS.今度お会いするのは、オートポリスか佐渡島か?

あげや様

あげやさんのおっしゃるとおり、日々の積み重ねが足りなかった証拠だと思っております。
今年の残りのレースは、こんなことのないように努力します。

投稿: tomo | 2006/04/26 22:03

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